系統的無機定性分析において、銀(I)イオン(Ag+)は第Ⅰ族に属し、塩酸溶液中で白色の塩化物沈殿を作って、第Ⅱ族以下の元素から分離されます。AgClの溶解度に対する塩酸の影響については以前(2019-04-08, 2019-04-09)このブログで取り上げましたが、このときはイオン強度(活量 ...
もっと読む
2021年08月
PbCl2の溶解度に及ぼすHCl濃度の影響(2)-イオン強度の影響を考慮
前回(2021/08/15)からの続きです。今回は、イオン強度による影響を考慮して解析します。 様々なイオン強度における平衡定数値を図-1に示します(出典:R. M. Smith and A. E. Martell, "Critical Stability Constants")。以下、この値を用いて話を進めます。 図 ...
もっと読む
PbCl2の溶解度に及ぼすHCl濃度の影響(1)-イオン強度の影響を無視
系統的無機定性分析において、鉛(II)イオン(Pb2+)は第Ⅰ族に属し、希塩酸を加えると白色の塩化物沈殿を作って、第Ⅱ族以下の元素から分離されます。しかしPbCl2は溶解度が比較的大きく塩酸濃度や温度によって沈殿の生成が大きく影響を受けます。今回および次回は、平衡定数デ ...
もっと読む
CdSの溶解度に及ぼすHCl濃度の影響
系統的無機定性分析において、カドミウムイオン(Cd2+)は第Ⅱ族に属し、0.3 M HCl中でH2Sによって黄色の硫化物沈殿を作って、第Ⅲ族以下の元素から分離されます。しかし0.5 M HCl以上になると沈殿は不完全となり、また生成したCdS沈殿を2 M HCl中で煮沸すると溶解します。この ...
もっと読む
Cd(II)-HCl系溶液の錯生成平衡
カドミウムイオン(Cd2+)は塩化物イオン(Cl-)と塩化物錯体(CdCl+, CdCl2, CdCl3-, CdCl42-)を作ります。このCd-Cl錯体の平衡、特にイオン強度の大きな溶液中での平衡について調べます。 <平衡式、生成定数および化学種濃度> 前提として十分な酸が加えられていてCdの ...
もっと読む




