前回(2021/10/24)の続きです。今回は、活量係数補正を行って、Ba2+だけを選択的に沈殿させる条件について求めます。 <<分別沈殿-活量係数補正あり>> <関係式および平衡定数値> 関係式は前回(2021/10/24)の通りです。だだし、前回の結果から分かるように酸性-中性域であれば ...
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2021年10月
硫酸によるCaとBaの分別沈殿(1)-活量係数補正なし
カルシウムイオンとバリウムイオンを含む溶液に硫酸を加えることを考えます。CaSO4とBaSO4の溶解度積を比較するとBaSO4の方が小さいので、硫酸を加えていくと先にBaSO4が沈殿し、次いでCaSO4が沈殿しはじめます。Ca2+を溶液にとどめ、Ba2+だけを選択的に沈殿させる条件につい ...
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Mg-CO3-H2O系溶液の平衡と溶解度(3)-Ca(II)との分離
前回(2021/10/10)の検討で明らかなように、Mg(NO3)2溶液に適切な濃度のNH4NO3を共存させると、(NH4)2CO3をかなり加えてもMgCO3の沈殿は生じません。しかし、系統的無機定性分析において、このような条件下で果たしてCaCO3が定量的に沈殿するかどうか調べる必要があります。 ...
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Mg-CO3-H2O系溶液の平衡と溶解度(2)-MgCO3沈殿生成の条件
系統的無機定性分析において、マグネシウムイオン(Mg2+)は第VI族に属し、難溶性炭酸塩を作る第V族(Ca2+, Sr2+, Ba2+)を沈殿分離したあと、その沪液から分析を行います。しかし前回(2021/10/03)報告したように、場合によってMg2+は炭酸塩として沈殿することもあります。今回は ...
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Mg-CO3-H2O系溶液の平衡と溶解度(1)-MgCO3の溶解度
MgCO3の酸に対する溶解度を計算で求めます。Mg2+とCO32-を実際に反応させると、生成条件により、炭酸塩、塩基性炭酸塩など様々な組成の沈殿が生成しますが、ここではMgCO3・3H2Oが生成するものとして、その溶解度を求めます。 MgCO3・3H2Oの溶解度積: Kspc = [Mg][CO3] log ...
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