前回(2025-02-16)の検討で明らかなように、炭酸塩によるCaとMgの分別沈殿において、pHおよび(NH4)2CO3の添加濃度が高くなると、場合によってはMgCO3の沈殿が生じます。また逆にこれらを低くなると、CaCO3の溶解度が大きくなり、沈殿が不完全になります。どのような条件下でMg ...
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タグ:定性分析
Mg-CO3-H2O系溶液の平衡と溶解度(3)-Ca(II)との分離
前回(2021/10/10)の検討で明らかなように、Mg(NO3)2溶液に適切な濃度のNH4NO3を共存させると、(NH4)2CO3をかなり加えてもMgCO3の沈殿は生じません。しかし、系統的無機定性分析において、このような条件下で果たしてCaCO3が定量的に沈殿するかどうか調べる必要があります。 ...
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Mg-CO3-H2O系溶液の平衡と溶解度(2)-MgCO3沈殿生成の条件
系統的無機定性分析において、マグネシウムイオン(Mg2+)は第VI族に属し、難溶性炭酸塩を作る第V族(Ca2+, Sr2+, Ba2+)を沈殿分離したあと、その沪液から分析を行います。しかし前回(2021/10/03)報告したように、場合によってMg2+は炭酸塩として沈殿することもあります。今回は ...
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AgClの溶解度に及ぼすHCl濃度の影響(1)
系統的無機定性分析において、銀(I)イオン(Ag+)は第Ⅰ族に属し、塩酸溶液中で白色の塩化物沈殿を作って、第Ⅱ族以下の元素から分離されます。AgClの溶解度に対する塩酸の影響については以前(2019-04-08, 2019-04-09)このブログで取り上げましたが、このときはイオン強度(活量 ...
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PbCl2の溶解度に及ぼすHCl濃度の影響(2)-イオン強度の影響を考慮
前回(2021/08/15)からの続きです。今回は、イオン強度による影響を考慮して解析します。 様々なイオン強度における平衡定数値を図-1に示します(出典:R. M. Smith and A. E. Martell, "Critical Stability Constants")。以下、この値を用いて話を進めます。 図 ...
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