滴定曲線、溶解度などーエクセルを用いて

元化学技術者の気ままな自由研究です。エクセルを用いて「酸塩基平衡」「沈殿平衡」「錯体平衡」「酸化還元平衡」「分配平衡」など溶液内の様々な平衡問題について取り組んでみたいと思います。

タグ:AgCl

共通イオン効果だけを考えるならば、沈殿剤を加えれば加えるほど金属イオンの溶解度は小さくなります。しかし、沈殿剤をあまり過剰に加えると、金属イオンと沈殿剤が錯体を生成して逆に溶解度が増加する場合があります。前回(2024-08-11)はPbCl2の溶解度について言及しました ... もっと読む

前々回(2022-12-25)からの続きです。今回は、Ag, Hg(I)の属内分離および確認試験に関する考察です。    <<AgClの溶解と確認>> <NH3による溶解> 第1属沈殿から熱湯でPbCl2を溶出した残渣(Hg2Cl2, AgCl)にアンモニア水を加えると、AgClがアンミン錯体として溶出し、Hg2 ... もっと読む

前回(2021/08/29)からの続きです。 前回報告した「0~5 mol/L塩酸溶液に対するAgClの溶解度」の結果をもう一度示します(図-1)。 図-1 <塩化物イオン濃度に対する各化学種濃度と溶解度> 図-1の結果を用いて、 塩化物イオン濃度([Cl])に対するAgClの溶解度(S)および銀( ... もっと読む

系統的無機定性分析において、銀(I)イオン(Ag+)は第Ⅰ族に属し、塩酸溶液中で白色の塩化物沈殿を作って、第Ⅱ族以下の元素から分離されます。AgClの溶解度に対する塩酸の影響については以前(2019-04-08, 2019-04-09)このブログで取り上げましたが、このときはイオン強度(活量 ... もっと読む

I-, Br-およびCl-を含む混合ハロゲン溶液をAgNO3で段階的に滴定するときの理論的滴定曲線を描きます。NaI, NaBrおよびNaClをそれぞれCio, Cbo, Cco mol/Lずつ含む溶液V mLに、Cago mol/LのAgNO3を滴下することを考えます(滴下量:T mL)。また、溶液のpHはほぼ中性とします。A ... もっと読む

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