滴定曲線、溶解度などーエクセルを用いて

元化学技術者の気ままな自由研究です。エクセルを用いて「酸塩基平衡」「沈殿平衡」「錯体平衡」「酸化還元平衡」「分配平衡」など溶液内の様々な平衡問題について取り組んでみたいと思います。

タグ:PbCl2

PbCl2の沈殿平衡については、(2024-08-11)において取り上げましたが、しかしこのときはイオン強度による影響を考慮しませんでした。今回は、PbCl2の溶解度に対するHCl濃度の影響について、イオン強度による影響も含めて解析します。    <<Pb-Cl系の関係式>> 様々なイオン ... もっと読む

沈殿反応に錯生成反応や酸塩基反応が関与すると溶解度の算出は複雑になります。このような場合、副反応係数の考えを導入すると計算が楽になります。    <<副反応の寄与>> 沈殿反応は次のように表されます。 MaLb(固体) ⇄ aM + bL ………① Ksp = [M]^a[L]^b ここで注 ... もっと読む

前回(2022-12-18)の続きです。今回は、第1属分属後のPb(II)の属内分離および確認試験に関する考察です。    <<第1属のフローチャート>> 第1属の分離操作のフローチャートおよび確認操作の概要は次の通りです(前回の再録)。 <<PbCl2の溶解と確認>> <PbCl2の熱湯に ... もっと読む

前回(2021/08/15)からの続きです。今回は、イオン強度による影響を考慮して解析します。    様々なイオン強度における平衡定数値を図-1に示します(出典:R. M. Smith and A. E. Martell, "Critical Stability Constants")。以下、この値を用いて話を進めます。    図 ... もっと読む

系統的無機定性分析において、鉛(II)イオン(Pb2+)は第Ⅰ族に属し、希塩酸を加えると白色の塩化物沈殿を作って、第Ⅱ族以下の元素から分離されます。しかしPbCl2は溶解度が比較的大きく塩酸濃度や温度によって沈殿の生成が大きく影響を受けます。今回および次回は、平衡定数デ ... もっと読む

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